〜「ほ。」語り〜
閉鎖に際してあいさつの一つも必要かと、サイトについて語ってみました。
書いてみたら意外と長くなったっていう、ね!
このぐだぐだ感が、最後まで臣です。
お付き合いくださる方は、長いですが続きをどうぞ。
◆Dグレ語り
思い起こせば、サイトを作るきっかけになったのはDグレの神田でした。
Dグレがマイナーだった当時、まだまだ夢も少なく私は非常に飢えておりました。
足りないならば自給自足しかない!と思って熱意の冷めぬうちにと、サイトを作ったのが「ほ。」の始まりです。
受験が重なっていたことも作った理由の一つでしょう。現実逃避の場所が欲しかったわけですね。
たぶんあの時期に熱をあげていなければ、今サイトなんて持ってなかったんじゃないかな。
そもそも神田にはまった理由は、創作の自キャラに容貌がそっくりだったから、というしょうもないものです。
しかも自キャラのほうは女。だから神田さん最初女の子だと思ってた。
まあ、美人なので何も言うことないです。どんとこい、美人。
昔から好きなんです、パッツン前髪に長いもみあげにポニーテール。
そんなわけで神田は今でも胸ときめく存在です。原作もまだ買い続けてます。
なんだよあの美人、バカンダのくせにいい胸板しやがって 好きだ!
なんてことをまだ言ってます。夢は書かなくなったけど言ってますよ、ええ、大好きですとも。
神田夢について語れば、やはり神田連載が一番印象に残っています。
この話が浮かんだからサイトを作ったと言っても過言ではありません。
他にもいくつか連載はしていたけど、完結できたのはこの話だけ。
創作を書いていても完結させられた話はほとんどないので、自分にとっても大切な話になりました。
この話がきっかけでオンラインの活動やお付き合いも広がったなあと思います。
信じられないことに過去ログ見ると三日連続更新とかしてた。一週間で必ず一つは更新のある時期もあった。
遅筆な私ですから、愛がなければできないよ、と今でも思う出来事です。
まあ、追い詰められないとやる気を発揮しないので、そういった時期は必ずテスト期間でしたけれども…
そのおかげで私の学生時代の成績は下降の一途をたどり、視力も落ちて眼鏡へ以降、などなど様々ありましたが。
いま楽しく生きられているので何も問題はないな、と感じております(にこ!)
そういえば私、最初はアレンのこと白だと思ってたんですよね。
私の腹黒好きは多くの人の知るところですけど、アレンは腹黒にならないよなあと思っていたんです。
今思うと不思議で仕方ないんですけどね。いいじゃない、腹黒でと思います。
でも「腹黒アレンないわー」と言ってた時期に、何故か腹黒アレン夢のリクエストを頂いた。
あれ!? と思ったものの、ないならないでありえないアレン様書いてやろうじゃないの、と書いたのが黒アレン話。
実は気に入ってるなんて、そんなこと口が裂けても言えない。
黒アレンが原作で降臨したとき、「公式になっちまった…」と思ったものですが、それも良き思い出です。
あとDグレ語りではずせないのは、なんといってもクロス師匠
初期の頃からDグレはまっている方でもご存知ないかもしれない。クロス好きでないときっとわからない。
ほんっっっっっっとにね、クロス師匠の夢って少なかったんです!
今画面の前で大いに頷いてくれた方がいたら、お仲間かも。
なかったよね!?と生でお話したい 笑ないなら作るしかないじゃないの、と書き始めたのがクロス連載。
変な方向行って、原作無視の過去妄想ばかりでしたけど、ね!
でも、どの話書いても活き活きしながら書けたので、一番私らしい作品だったかもしれません。
ニヒルなオレ様が好きです。ヒロインを追い詰める夢を書くのが大層好きです。
Dグレ、ここまで人気が出てくれて嬉しい限りです。
初期の頃から作品を応援することなんてあまりなかったので、貴重な体験でした。
でも二次が増えたからこそ、熱しやすく冷めやすい私は、自分で作るのはもういいかな?と思ったのです。
そんなわけで、愛し続けるけど私はどこか片隅でひそりと存在することにします。
◆今後と現状について
本当は隠の王とか遙かについても語ろうかと思ったんですが、
Dグレ語ったら満足しちゃったな。
そんなわけで、現状と今度についてツラツラ述べてみようかと。
パソコンが一度壊れてから使っていたビルダーが利用できなくなり、サイト活動がほぼ停止してしまいました。
文章は書いているし、夢も気が向いたら書いているんですが、どこにもアップしたりはしていません。
でもサイトで活動するのは好きなので、何らかの形で続けたいなとは思っています
ただ、長年続けてみて、つくづくオンラインでの交流には向いてないと実感致しました。
ので、活動するとしても今度は名前もサイト名も変えてひっそりひっそり生息したいと思います。
でも臣は口先ばっかだからな! それさえも怪しいよ。
この「ほ。」というサイト名も、なんでこんなの付けたのか実ははっきりと覚えていないんですが。
最初の頃のサイト説明では、
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例えば、お茶を飲んだ後「ほ。」と一息つくとき。
例えば、お風呂に入って「ほ。」と一息つくとき。
例えば、いたずらがばれなくて「ほ。」と一息つくとき。
例えば、悪い夢に飛び起きて「ほ。」と一息つくとき。
例えば、遅刻ぎりぎりで間に合って「ほ。」と一息つくとき。
例えば、空を飛ぶ鳥の大群を「ほ。」と見上げたとき。
例えば、階段を飛び降りて「ほ。」と言ったとき。
こんな感じで、何気なく「ほ。」と言ってしまうような雰囲気のサイトになるようにと願って、
サイト名を「ほ。」にしました。
ゆっくりのんびり一息ついていただけるといいなぁと思います。
なんだか微妙な感じですが、色んな意味があるということで。
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なんてことを書いてました。ほんとかよ! 笑
でも、創作でもそうですけれど、
『誰かの心に残せる作品を作りたい』というのが創作活動を始めてから今まで、変わらぬままあり続けている思いです。
先のことはわからないけど、私はたぶん創ることをやめないと思います。
その形が小説か二次か絵か、それとも他の何かか。それはわかりませんけど、
この楽しさに捕らわれている今はまだ続けたいと思っております。
それを人に見てもらう嬉しさや、そこから発展していく魅力を知ってしまった今は、きっとどこかで発表せずにはいられない。
きっとどこかに居続けるんでしょう。形は変わるかも知れませんが。
この「ほ。」は私に様々なことを与えてくれました。
サイトから始まって縁の生まれた方もいるし、
作品に頂いた作品から嬉しさやたまらない気持ちをもらった。
創る楽しさとそれにたいする愛情が、何倍にも何倍にも膨れあがった場所です。
本当に本当に、たくさんのものをもらったなあと感じています。
それだけに、このまま閉じてしまうのが惜しいという気持ちもある。
でも、今の私では続けていくことの難しい場所だというのが本音です。
長く続けた場所だからこそ、きちんとけじめをつけてあげなければならない。
そういった思いから閉鎖を決めました。
閉鎖を悲しんでくださる方もたくさんいらっしゃって、
こんな放置サイトなのにありがたいなあ嬉しいなあと思っていました。
そんなわけで、ぐだぐだだらだら続けてきた「ほ。」も本当にこれで終わりです。
作品を読んでくださった方
実際にお付き合いくださった方
お話してくださった方
感想をくださった方そして、今この長い文章にまでお付き合いくださっているあなたに!
今までありがとうございました!!
最後の最後は長年付き添った友へ。
「ほ。」が生まれてきてくれて楽しかったよ
あなたのおかげで”私”の中にたくさんのものが増えました本当に本当に、ありがとう。
願わくばこの別れが、「さようなら」ではなく「またね」でありますように。
拝 臣
(mamedanu@hotmail.co.jp)
since 2004/12/01
fin. 2010/02/01